逸遥の徠復

第11話:突破口

EPISODE 12 高速読み込み
おはよん(*゚▽゚*)/なぁー
らんです!




らんな劇場 逸遥の徠復PV
今日は【らんな劇場】
逸遥の徠復第十一話をお届けしまーす!

【あらすじ】
時は今から32年後……
第一次魔界戦争に破れ、世界は魔族の支配する土地に成り果てた。
強大な魔族に対抗すべく、残されたヒューム族は超巨大戦闘部隊【メガレイド】を組み、快進撃を進めていた。

しかし、数で押す魔族軍に徐々に劣勢に立たされるヒューム族。

総大将シャルロッテ・ローゼ・ディグリードを先に進ませるため、
クラウスはあえて一人残り、挟撃を防ぐための足止め役を買って出た。
そこへ、魔力暴発ばかり起こす“お荷物魔道士”がついてきてしまう。 


 しかし、彼女は防御壁の専門家。

抜け穴を塞いだ上、ふと手にした槍の才能に目覚め、まさかの覚醒。

クラウスと肩を並べ、敵を薙ぎ払うかのような無双ぶりを見せつけた——。



ここ、サハムではそんな最終決戦が繰り広げられていた。
 

それでは、始まりまーす!

ぶーーーー(はじまる音)


フィルムロールのイラスト




もう何十体倒しただろう………



クラウスとリィムの前には、依然として無数の魔族が立ちふさがっている。



敵の総大将が止めたのか、はたまたなんの前触れか……

一瞬だけ小康状態が戦場の『時』を止める。




先頭に、やけに大きなバトルオークや異形のモンスターなのか魔族なのかを従えた……

『異形の操邪』メイビスが微笑みかけていた。


ゴシック風衣装の悪魔キャラ
メイビス『あらあら、クラウスくん……?

そろそろ覚悟はいいかしら?』


お前たち……いたぶってあげなさい』

鎧を着たキャラが炎に包まれる
メイビスの命を受けて、無数の異形のモンスターたちがゆっくりと動き始めた。

ツギハギだらけのモンスターは、数種類の『素材』から作られているのは明らかで、生物学的にも、魔界の生き物としても、ありえないものがいる。

メイビスはたったふたりのニンゲンに………心底がっかりしていた。

メイビス『どうせ剣士ですしね、

多数に来られるとどうしようもな………』


リィムの覚醒、魔法攻撃
ゴウッ!!


メイビスの声は途中でかき消された。



そう、クラウスが剣を放り投げると、クルクルと剣が空中で弧を描き……メイビスのいた場所を大きく吹き飛ばしたのだ!

魔族と戦うダークな衣装の女性
メイビス『マジックカノン…?! メイビスの左側頭部は大きく破壊され、緑の血がダラダラ滴っている………
異形のモンスターも何体か吹き飛ばされ、焦げた塊になっているものもあった。




ゲームのキャラクターが炎を纏った剣を構える
クラウス

『へっ……ただの剣士だと思うなよ?』


しゅうしゅうと音を立てて修復していくメイビスを見ながら、クラウスは静かに剣を構え直した。


:*:・♪・:*:・・:*:♪:*:・・:*:・♪・:*:



白い猫と炎、水たまり
ネコのらんなはどうすることもできず……

その様子を伺っていた。



ヴァルキリーのように戦場を飛び跳ねている暴発魔道士リィム。かつての自信なさげな儚い女性ではなく自信に満ち溢れており、あちこちに雷撃を振りまいている。


魔族は1匹、また1匹と焼かれて動けなくなっていく。


ただ…………見るからに練度が足りていない。




しばらくは雷鳴があたりに轟いていたが……

やがてそれは少なくなり……

………ついに聞こえなくなった。




そして……


クラウスのいた小さな丘も、やがてモンスターで埋め尽くされた。





伝令の冒険者の顔は悲壮感に満ちていた。




隊員『クラウス隊長達が抜け道を塞ぎ……

その向こうに……魔族多数っ!

そして……その敵のかず…………数千……っ』 



ディグリード『くっ……!』


マティア『クラウス……っ』



長くともに戦ったクラウスが、最期に挟撃を防いでくれた。

このままだと消えた街方面からとフィゴからの攻撃でどうにもならなかったであろう。


クラウスがせっかく作ってくれたチャンスだ……悲しんでいる場合ではない。



ディグリードは状況を整理する……

らんな劇場 逸遥の徠復マップ
サハムからの抜け道の向こうには敵軍。こうなったらフィゴの荘園を突っ切るしかない。

ディグリード『明朝、全軍突撃するっ!

目標はフィゴの荘園魔族軍!!

補給の観点からソフィアを陥落させるわけには行かない。


ソフィアにさえたどり着けばなんとかなる。戦力の補充もでき、メガレイドがあれば態勢を立て直せる!


もし…

わたしが倒れても息があっても駆け抜けろ!!


ゲームキャラの女性戦士、鎧姿
『ソフィアにたどり着く』のが最優先事項だ!!』




翌朝……

ディグリードたち全軍がモンスターの群れに向かって突撃を開始した。


捨て身と言ってもいい攻撃だが、培った連携プレーは見事にモンスターを蹴散らし、モーゼの十戒よろしく突破口を作った。


ゲームキャラが爆発する戦闘シーン
『中央だ!切り拓け!』

全軍が1本の光条のように縦一直線となり、モンスター軍を半分に割った。


ディグリード

『突っ切れ〜!!』

ディグリードは先陣を切り、巨大なシールドをブルドーザーのように前に掲げ、モンスターを跳ね飛ばすかのように突き進んでいった。


ヒュウ……


後ろで風が横に吹き抜けるような感覚!!

ブババババっ!!!


縦一直線になっていた隊列のちょうど真ん中を横薙ぎに光線が横切った。

『レ……レイザー……!?』

人類が知っているどんな術式レイザーよりも強力な横薙ぎが隊列を分断した。


異形の操邪メイビスと魔族
そのあいたスペースには赤黒い魔族がのそりと割り込んでくる。

『アシュリー!ウォール』


アシュリー『イエス、マスター』

くぐもった魔族魔族した低い声でアシュリーと呼ばれた人獣が炎の壁を作り出す。



背中には8本の触手、体表は赤と黒でどこからどうみても純魔族にしか見えない。   

らんなの身体は………

突き破られ、もう面影すらなかった。




ザザザっ!!
分断された?!
ディグリードは砂煙をあげて足を止めた

ディグリード『マティア!』




爆炎と魔術師の戦闘シーン
マティア『シャル?!先に行って!!』

後方の部隊に取り残されたマティアが言う。


ディグリード『いや、諦めるなっ!

まだ来れるっ!』


マティア『ソフィアに必要なものは貴女よ!

……貴女がいれば…

メガレイドはまた立て直せる!』




ディグリード『そんなっ!』


マティア『ソフィアにたどり着くのが最優先事項……なんでしょ?』



ディグリードはわかっていた。このまま戻ってもどうすることもできない。

さらにこれは自分で言ったことだ……


『誰が倒れても、ソフィアにたどり着け』



一瞬………シャルロッテの脳裏に昔の出来事が鮮明に思い出される……


モンスターと対峙する女性キャラクター
マティアとクラウス
初めて出会ったルージオの地…


らんな劇場:逸遥の徠復 3人組と武士
いっしょに頑張った鬼悪魔な訓練……!


ほんの……ほんの一瞬だけでも……

想いを馳せる時間があることに感謝し………

ディグリード『任せた!』



そう言うと踵を返し、ソフィアに向かった。


ディグリードはもう振り返らなかった。





マティア『プロボーク!!』

マティアから赤黒いオーラが放たれ、モンスターの意識が後方部隊に集中した。


ゲーム「逸遥の徠復」のキャラクターとドラゴン
マティア『ゆうらんさん……っ!

貴女も行ってくださいっ……

シャルには貴女が必要です!』


吐き出すように叫ぶマティアのその言葉に、ゆうらんは目を閉じ……優しく首を振った



魔族と少女、炎と崩壊した神殿
ゆうらん『わたしも長く生きました。
もう、充分ですよ。

どうせ………この脚じゃ追いつけません』


ゆうらんも歳をとっていた。


その年齢の割には健脚ではあったが、これでは逆に足手まといになるだろう。


マティア『最初からそのつもりで…』


ゆうらんは『にっ』と一瞬だけイタズラっ子の顔になる。

うらんによく似たその笑顔はなんだかとても頼もしく見えた。


ゆうらん『それじゃ………

一世一代の支援……

派手に行きましょうか!』


マティア『最期の闘いをするわよ!
全員前方魔族を集中攻撃っ!
シャルロッテをソフィアに行かせるのよ!』


ガガガンっ!!

ゆうらん、マティアはありったけの魔力を溜め始め、迫りくるモンスターにぶち当てた!


後方は一切振り向かず……

シャルロッテを追う魔族だけを狙い撃ちにする。

少しでも………そう、少しでも!

シャルロッテに時間をっ!!!



シャルロッテが駆けていった方向……
前方のモンスターのかなりの数を粉砕した。
魔界戦争、爆炎と雷、遺跡の戦場
マティア『シャル……
……任せたのはこっちだよ?


しばらくしてその一帯も…

モンスター群に飲み込まれていった。



つづく

フィルムリール画像

次回予告

自分を犠牲にしてシャルロッテを送り出す、クラウスとマティア。一縷の望みをシャルロッテに託し、戦場に散っていった……。

シャルロッテはソフィアにたどり着くことはできるのかっ?!

次回【らんな劇場】if...
らんな劇場 逸遥の徠復 第12話 次回予告
逸遥の徠復第12話 〜最期の提案〜
お楽しみにね(o^-')b♬





フィルムロールのイラスト


はい!

ということで……佳境に入ってるらんな劇場
お楽しみしただけましたでしょうか。

マティアさん、クラウスさんはアイオールさん
メイビスさんはLeginaさんのパラさんと設定をお借りしています。
このメンバーは昔の劇場でも出てくるので、記事末のリンクから見てみてくださいね(o^-')b

そうそう!
クラウスくんは、トーラムでもイザとなると本当にカノンが使えるっていうことで『リアル奥の手』なのがホント素敵(*´艸`*)

はい、
そんな構想1年以上のメインストーリー第三章
そろそろエンディングを迎えます。
最後まで見てってくださいね〜♬


でわでわ……

今日も元気に
行ってらっしゃーい♬

またねっ♪(゚▽^*)ノ⌒☆


関連記事 

これを見るともっと楽しめる!

第一話はこちら!