最終話:一陽来復
おはよん(*゚▽゚*)/なぁー
らんです!
さてさて今日は【らんな劇場】if...
逸遥の徠復エピローグをお届けしまーす
とうとう今日で最終回!
長い間かかっちゃってごめんなさいね〜!
【あらすじ】
時は今から32年後のミライ。
魔界戦争に破れた人類は、次々と強くなっていく魔族に蹂躙されていた。
やがてメガレイドという新しい戦闘形態が生まれ、魔族に対抗できる組織をまとめ魔族に対抗していった。
しかし、創設者シャルロッテ・ローゼ・ディグリードは強大になりすぎた【焔帝】ベリル・マーカムの前に散ってしまった………
さてさて……
未来はどうなるのっ?!
ということで、最終話やってくね〜!
ぶーーーー(はじまる音)
やわらかな空間……
ん……なんだか
ふんわり身体が浮かんでいるみたい……
らんな『zzz...❏┌(。△。)┐ハッ!』
ガバッ!!汗が玉のように吹き出し、全身びっしょりで飛び起きるらんな。
ここは……寝室……?
とてもリアルな夢だった。
血生臭さ、
ベリルの熱風、
焦げた匂い……どれも夢には思えない。
まるで時空を旅してきたように…。
らんな『あれは…
ミライの世界だったのかな、かな…?』
手早く着替えて外に出る……
何も変わってなければ良いんだけど……!
表に出ると、特に大きく変わらないソフィアの街……やっぱりユメだったんだ。
らんな『ふう……』
安堵のため息をついた途端……
ソフィアのメインストリートにゲートが開き、ボロボロに火傷した冒険者の一行が現れた。
★ワープポイントの出口かな?
らんな『だ……だいじょぶ?!』
おもわず駆け寄りヒールをかけるらんな
リーダーらしき男は『ありがとうございます』と深々とお辞儀した。
そのあとリーダーらしき男が、1番最年少らしき女性に向き直りこう言った。
『君は今日限りギルドから出ていってもらおう』
『えっ?!そんなっ!!
魔法もうまくなるから、練習するからっ!』
『いや、そもそも向いてないんだよ、お前は!魔法の暴発なんて聞いたことがない』
ぎゅっと杖を握りしめる女の子は、悔しそうに上目遣いでリーダーを睨んでいる。
『ううう……』
『違う武器持ったほうがいいぞ、最後のおせっかいだ』
と言い捨ててリーダーはその場をあとにする。
ぺたん…可愛らしいワンドを持った女の子は、悲しそうに道端にへたり込んだ。
『せっかく新しいギルド決まったのに……』
悔しくて悔しくて涙が溢れてくる。
『くっ……うっ……』
涙をいっぱいにため、ポトポトと地面に吸い込まれる雫💧……
そんな彼女の膝にトン……と手が置かれる。
なんだか温かい重みに女の子は顔を上げる。
らんな『あなた……リィムちゃん?』
リィム『えっ?!(ㆁωㆁ*)
なんでリィムの名前を…?!』
夢で見た女性に間違いない。夢の中ではもっと大人だったけど……この子は随分と若い。

らんな『リィムちゃん、
ちょっとここで待っててネ?』
らんなは倉庫から槍を持ってきた。
前回の冒険で拾ってきて倉庫に入れてたもの。ヴェルヌにはちょっと合わない魔法よりの槍だ。
らんな『 これ……持ってみて……?』
夢の中と同じなら化学反応が起こるはず…!
らんなはドキドキしながら槍を手渡した。
リィム『や……り?』
ぱぁぁっ!
リィムが槍を握りしめるとその槍を持つ手から眩しい光が溢れだす!
とても暖かく、なぜか……懐かしい……
くるくるくるっ!
槍はリィムの手の中でたのしく踊るように躍動する。まるで主人を待ってたかのようにしっくり手に馴染む。
リィム『これすごいっ!
リィムっ!槍のほうが合ってるみたいっ!なにこれ!!身体が……軽いっ!!』
あの時と違うのは、その輝き!
若さに任せたその輝きはどんどん強くなり、あの時の女性よりも強いヒカリを放ち、充分に将来性を感じさせる…っ!!
らんな『良かったね!
わたしはらんな。ソフィアの聖職者よ』
リィム『リィムはリィム!
リィム・トルヴェリア!』
心底嬉しそうに名前を誇らしげに名乗る少女の屈託のない笑顔に、らんなはミライが変わっていくのを感じていた。
あ、実はリィム、後に先程の若きサブマス『ゼノ』のたち上げるギルドのサブマスのひとりになってすごい活躍をするのだけど……
それは少しだけ先の未来のお話(o^-')b♬
そういえば……
ユメの世界とは大きく違っている。
ガルド教官はちゃんと腕が動いてるし、ママだって神聖魔法の一部を使えてる。
アシュリーはわたしの中だけど、良い子に育ってる。パパも元に戻ってるし……
アユミちゃんだって………いる!
もし……
あのユメがこれからミライに起こる史実の世界線だったなら……
もし……
昨日のユメが何かの警告だったんだとしたら……
わたしたちは『if……』を覆せるかも知れない
今からでも変えれるんだから。
32年後
if...の世界
母『これで……
過去に戻って生き延びなさい……
お母さんはもう……むり……』
少年『イヤだよ、イヤだよ!』
致命傷を負った母、しがみつく子…
小さな小屋で消えゆく生命がここにもあった。
母『早く……もう見つか……る……っ!』
差し出された懐中時計は最後まで掴めなかった。取った瞬間に『ママが死んじゃう』と思ったから。
しかしその僅かな抵抗も全く意味がなかった。
パタッ……差し出した手が頽れた。
『ママっママああああっ!』
魔族からかばうように頽れた亡骸にしがみつく少年。壊れた建物の隙間からは魔族がのっしのっしと歩いてくる。
『くっそぅ…!
絶対に……いつか魔族を倒してやる!
ママっ見ててよっ!!』
時駆の懐中時計を起動させた息子に、声なき声が暖かく投げかけられた。
(アルト……あとは任せたよ……)
懐中時計から赤いヒカリが溢れだし、アルトをやさしく包んで静かに収束していった。
彼の名はアルト。
妖の魔族ドナを葬った、小さな英雄である
おしまい
エンディング
あとがき
はい!
ということで【らんな劇場】逸遥の徠復をお届けしました〜!
このお話はらんな劇場のメインストーリー第三章の位置づけになります。
アイオールさんがストーリーを作ってくださったかなりダークなお話。出すタイミングが難しく、だいぶ遅くなっちゃいました。
ことしのお正月に開催したらんな劇場選抜総選挙2025の優勝、らんな回でもありますね。
乗っ取られたり、ネコになったり、迷子になったりと何もしてなかったけど、物語のオブザーバーとして出させていただいていました。
最後のアルトくんは、【守護りの軌跡】の後半に登場するキーマンの男の子。
この子も世界を大きく変えた功労者だったりします。
アルトくんはドナの腰にしがみついていただけだし、シャルロッテたちは組織を創設しただけ。
世界を変えるのは……
ホント些細な出来事です。少しの勇気と、強い意志が宿った『言葉』、そしてチームワーク。
リアル世界でも通じるものがあるかもしれませんね(o^-')b
さて……アルトくんはお母さんと未来で会えたのでしょうか。
それはみなさん、トーラム冒険者さんの活躍にかかっているのかもしれません。
一陽来復
今回の四字熟語は一陽来復(いちようらいふく)でした!
『悪いことの後に良いことが来る』みたいな意味があります。
今回のタイトルの漢字はこんな意味ですね。
逸……逃げる、離れる
遥……距離や時間が大きく離れている
徠……来させる、呼び寄せる
復……そして繰り返す。
と、こんな意味になっています。
最後まで見ていただいてありがとでした!
また次回作も考えていきますのでまた見てくださいね(o^-')b♬
感想とかいただけるととっても嬉しいです。
でわでわ……
今日も元気に
行ってらっしゃーい♬
またねっ♪(゚▽^*)ノ⌒☆
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