第三話 魔無子
おはよん(*゚▽゚*)/なぁー
らんです!

さてさて今日もらんな劇場
不破の雷慟第三話をお届けしまーす!
■二話までのあらすじ
3歳検診で高魔力を持つと診断されたリィム。
しかし触る杖触る杖が壊れていく。両親はいろいろ試してみたが……15歳になりついにさじを投げられた。
ひとりになり落ち込んでいると、ピンクの猫が現れた……!?
それでは始めますね〜。
ぶーーーー(はじまる音)


らんにゃ『どうしたのにゃ?』
上から声をかけてきたのは全身ピンクフリフリのネコ娘。
いちど見たら忘れられないいでたちに言葉が出なくなる。
(すごい自信家なんだろうな……)
と、リィムが思っていたら音もなく隣にちょこん!と座るネコ娘。
にこっ(˶′◡‵˶)
自然で軽やかな笑みと首をかしげるその仕草に、はじめの警戒心を完全に解かれてしまった。
リィム『実は………』

魔導の家系に生まれたこと、魔力を制御できない欠陥があること、家にも戻りたくないことをつらつらと打ち明けていった。
らんにゃのくるくるとよく動く眼と、豊かな表情と、自然で大きめなリアクションが絶妙で、どんどん自分から話してしまうリィム……。
すっかり全部話してしまったのであった。
その時………
『おいっ!』

魔法学校上級生『魔無子じゃねぇか!
今日もお勉強かぁ?魔法が使えない子はたいへんだねぇ』
らんにゃ『・・・。』
『魔無子(まなこ)』とは……
魔力欠乏症に対する酷い蔑称で平然と浴びせていい言葉じゃない!言い返すのかと思ったがらんにゃは途端に顔を曇らせて押し黙ってしまった。
黙ってなかったのはリィムの方だ。
ひどいっ!!

リィム『なんなのあんた!』
上級生『ははっ!暴発女だ、爆発するぞ〜』
リィム『なんですってぇ〜!』

上級生『お前ら足して倍にすればちょうどいいぞ〜』
リィム『こらぁあ!!!』

リィムの身体から火花が小さく飛び散りだす。
パチ、パチッ!
よく見ると小さな小さな電撃が皮膚の上を走り出していた。
(いっけない!)
このままじゃ、らんにゃちゃんまで巻き込んじゃう……!
バカにしながら逃げていく上級生たちを睨みつけ、俯くらんにゃを気遣った。

リィム『気にしちゃだめだよ…その……』
らんにゃ『そう………わたしは魔無子……。
生まれつき魔法が使えないの……』
かたや類まれなく強力な魔力を持って生まれ、制御ができないリィム。
そしてかたや一切の魔力を持たず生まれ、魔法が使えないらんにゃ。
(どういう気持ちで魔力を持ちすぎた、リィムの悩みを聴いてくれてたんだろう……)
リィム『ごめんね、その、リィム贅沢だよね……あの……ごめん』
らんにゃ『何言ってるにゃ、結局、にゃーたちは魔法使えないもの同士じゃん』
リィム『あ、あは……
あはは……そうだよね
あれ?なんか泣けてきた、えへへ』
らんにゃ『ฅ(´□`〃)ฅにゃー
お互い方向は違うけどがんばろーにゃ!』

らんにゃはそっと右手を差し出した。
リィムはその手を大事そうに両手で包み込んだ。
リィム『うん、負けないように…がんばろ!』
らんにゃの目もゆったりと潤んでいた。
つづく
【次回予告】

魔無子……らんにゃは方向は違えど同じ悩みを持つリィムをほっとけない。
膨大な書物から解決法を探し出す…!
そしてその謎は意外なところに…?!
次回【不破の雷慟】第四話〜発見〜
お楽しみにね(o^-')b♬

はい!
ということで2日続けてのらんな劇場でした。
お互いにデメリットを持つもの同士、何か通じ合うものがあったのかもしれませんね♬
さてこのふたり。
このあとどうするなかな、かな?
次回もお楽しみにね(o^-')b
でわでわ……
今日も元気に
行ってらっしゃーい♬
またねっ♪(゚▽^*)ノ⌒☆
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