不破の雷慟

第四話 発見

EPISODE 4 高速読み込み

おはよん(*゚▽゚*)/なぁー

らんです!





今日はらんな劇場 

不破の雷慟第四話をお届けしまーす♬


【あらすじ】

魔力が制御できなくて杖を壊してしまうリィムと、かたや一切の魔法が使えないらんにゃ

方向は違っても魔法が使えないもの同士、ある事件をきっかけに仲良くなる2人。

果たしてこのあとどうなるのか?!


それべは始めますね〜!



ぶーーーー(はじまる音)




それからというもの、らんにゃとリィムは一緒に過ごすようになった。方向は違えど同じ悩みを持つふたりは意気投合し、ショッピングにランチに何かと遊ぶようになっていた。


魔法が制御できないだけなので、リィムちゃんは希望がある!

そんなリィムをなんとか助けようと、らんにゃは『絶対壊れない杖』を、文献と情報網をフル活用して調べ始めた。 


もちろん、この男も利用するらんにゃ。

ウィル『【絶対に壊れない杖】? 

そんな杖……

需要も記録もあるわけないじゃん』



らんにゃ『大切なお友達が悩んでるにゃ、なければ作るにゃ〜!』 



ウィル『気になったら止まらないからな、お前は………ちっわかったよ!』


本名不明

ウィル・オー・ウィスプ【鬼火】のコードネームで活動する裏の情報屋である。

らんにゃがアルケミストを目指す過程で知り合った目つきの悪い男だが、変装、潜入などを駆使し情報を聴き出し収集する能力は一級品である。


一方らんにゃはコードネーム『ケット・シー』と名乗り、ソフィアの情報を手玉に取る情報屋として裏で活躍していく……予定である。






そして数日が経った………


数日後

ドンドンドンっ!

『リィム!リィム!』


朝から喧しい音がする。


ここはトルヴェリア家を出て独り暮らしを始めたリィムの借家である。日々アルバイトをしながら独りで生きていくことを決めたリィム。


目的は【絶対に壊れない杖】を探すこと……


カチャ……

眠そうな声で『ふぁい』と出てきたリィムは顔を紅潮させた嬉しそうなネコ娘にかすかな希望を抱く!


リィム『まさか……っ?!』

らんにゃ『そうにゃ(o^-')b!』



2人はらんにゃの研究室に移動した。

『この古文書で見つけたにゃ!

らんにゃは得意そうに『ぽんっ』と軽く本を叩く。パフっと軽くホコリが舞い、その量が古さを感じさせた。


【不壊の杖】っていうのがゴブリンの巣窟の廃寺院の奥にあるらしいにゃ。


寺院はレベルが低くても行けるにゃ。ちょうどそこに行くクエストパーティがあったので申請しておいたにゃ!』

リィム『わぁい♬

ありがと!壊れない杖って…?』


らんにゃ『そうそう!リィムちゃんが今まで使ってた魔導杖が、頻繁に物理崩壊を起こしていた事象についてにゃ。あれは単にリィムちゃんの潜在的な魔力出力係数が規格外だから負荷で砕けたと誤認されがちなんだけど、リィムちゃんはどちらかというと魔力の瞬発力が強いのにゃ。症例もあっておそらく瞬発性魔力亢進症……つまり瞬発力で壊してしまうってこと。

その点と魔導機構の観点から杖を「閉鎖型の魔力充填チャンバー」として定義すると真理が見えてくるにゃ。つまり一般流通している杖は内部の限界許容圧を超過した際に器体そのものを自壊させることで、過剰なマナの暴発を霧散させる物理的フェイルセーフ……要するに自己犠牲型のリミッターとして設計されてるってわけ。杖が木端微塵になってもリィムちゃん自身に魔力の逆流による生体ダメージが無かったのは、ある意味そのヒューズ機能が正常に駆動していた証明になるにゃ。リィムちゃん自身の魔力はそれほど高くはないんだけど、瞬間的に高くなるフェイルセーフによって自壊するってわけ。

そこでこれ!

ここに書いてある『不壊の杖』はフェィルセーフが無いのにゃ。

『一見ゴミにしか見えない』絶対に壊れないこの不壊の杖は、そのフェイルセーフが無いから致命的に危険な欠陥品なんじゃないか」って推論に至るのは至極当然なんだけど、この杖の基幹構造には臨界圧突破時に作動する所謂、強制排気機構(ブローオフ・バルブ)のようなものが実装されていて、内部圧力が閾値を超えた瞬間に底部の安全弁を開放し、オーバーロードした瞬間余剰魔力をパージ(排出)する機能を取り付けた器体の完全性を維持するシステムが採用されているにゃ』



とちゅうからリィムは聞いてなかった。

(たぶん読者さんも飛ばしてるはず)


1時間半くらい『ご講義』を聞きつつらんにゃの話の切れ目を狙って一撃入れる。

リィム『えと……要するに壊れない杖だね!』


らんにゃ『そうにゃ!もう低レベルパーティにさんざ荒らされている迷宮なんだけど……

実はねぇ……隠し部屋があるのにゃ〜』

らんにゃはネコ科特有のイタズラっぽい笑みを浮かべた。


リィム『オォォ(,,º໐º,,*)*ᕷ˖°さがしてみる!!

で…そのパーティは…どんなひとたち?』


らんにゃ『【ルーキーの星】こと、ゼノさんのパーティにゃ』


聞いたことがある。


冒険者登録時の試験では歴代トップ火力で、かついきなりギルドマスター志望という大物だ。

数多のギルドが彼を取り合ったのは言うまでもなく、少なからず話題に上がっていた人物。


ゼノたちはまだレベルが低いパーティながら着々とクエストをこなしている、まさに大型新人【ルーキーの星】なのである。

しかも魔職に欠員が出たとのことでソフィアでパーティ募集をかけていたらしいのだ。



出発は明朝8時……!


ついに……


夢が叶う…!




■次回予告

『壊れない杖』を求めて冒険者になる事になったリィム。【ルーキーの星】こと、ゼノとはうまくやっていけるのか?!

次回【らんな劇場】

不破の雷慟第五話 〜冒険者〜

お楽しみにね(o^-')b♬




はい、ということで不破の雷慟、第4話をお届けしました。

らんにゃが何かを発見したときのこの説明しだすと止まらないクセは健在ですね♬

アユミは咳払いで強制的に止めてたけど、リィムは最後まで聞くふりをしていました(*´艸`*)


次回はルーキーの星、ゼノのパーティが登場します。リィムは冒険者になれるのでしょうか?『不壊の杖』は見つかるのでしょうか


次回もお楽しみにね(o^-')b



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