第九話 Epilogue
おはよん(*゚▽゚*)/なぁー
らんです!

今日も【らんな劇場】
不破の雷慟第九話最終回
Epilogueをお届けしまーす!
■あらすじ
パーティを追放されたリィム
しかしゼノはギルドマスターを目指すものとしてリィムを追放した事を悔いる。
ゼノは走る!
情報屋ウィルに聞いたあの場所へと……
それでは始まりまーす
ぶーーーー(はじまる音)

たたたたたたたっ!
ゼノは全速力で情報屋に聞いた場所へ向かっていた。
ゼノ『あいつ、ほんと何やってんだよ!
魔法なんて使えないくせに!』
思わず悪態がでるゼノ。
それもそうだ。ひとりで必死に練習しているであろうリィム……
しかもミノタウロスだと……?!
はぁっはぁっ!
体力に自信のある冒険者が肩で息をするくらいの全力疾走……3階の広間ではもう戦闘音が鳴り響いていた、

ギンッ!ドガッ!
もうここからでも戦闘音と雄牛のような雄叫びが響いている。急がなければ!!
やっとのことでミノタウロスの部屋にたどり着くと……
あの時、街でヒールをかけてくれた女性聖職者と、ピンク一色の猫娘…………

そして、ぎこちない槍で戦うリィムがいた。
リィム『くっ…!』
ミノタウロスの攻撃を躱しきれずふっ飛ばされるリィム………
倒されても、倒されてもヒーラーがいるのでケガはすぐに治るのだが、ダメージはほとんど与えられていない。
それでも健気に槍の練習をするリィムがそこにいた。

あいつ……魔法を諦めて槍士に?!
オレが別の武器を持てと言ったから?!
そんな非力ななりで、なにやってんだよっ!
ザザッ!!
反射的に……
ゼノは弾かれるように戦場に飛び込んだ!

リィムの前に立ち、背中越しに声をかける。
ゼノ『リィム!
魔法は諦めたのかよ!?
家族を見返すんじゃなかったのかよ!
お前の魔力は本物だぞ!?』
リィムの動きが止まる。
リィム『う……(ó﹏ò。)
でも、いつも迷惑かけちゃうし……
サブリーダーさんみたいに、槍さんで頑張っていこうと思って……』
ゼノはかぶせるように全力で否定した。
ゼノ『どんな武器だって魔法は使えるだろ!
暴発したら何度でも俺が受けてやる!
だからっ… 抑えるな、我慢するな!』
すぅ……
ひと呼吸おいてゼノは大きな声で『命令』した。

低い声、かつ戦場に響く野太い命令はリィムの抑制された『魔力の源』に…深く響くっ!
『リィム、解放しろっ!!!』
その声に呼応するように、リィムの槍が、全身が、雷光の如く輝き……
滅びの寺院を白く、眩く染め上げた。
1年後
⚡バリバリバリバリっ!!
雷撃と同時にボスの足元には無数の雷痕がバチバチと音を立てて設置される……
しかし、体躯に似合わず敵は素早く避けるように移動する。

リィム『惜しい!もう!
ちょこちょこ走り回ってぇ……!』
走り回る敵はその雷痕から外れた場所で突進攻撃を繰り返している。

ボスの名はヒュストーグ。
イノシシのような、オオカミのような素早いモンスターである。数多の冒険者を屠ってきた回転突進攻撃はかなり要注意なのだ。
有り余る体力をほこり、戦闘が長引くほど不利になっていく。
状況を把握したゼノは短く『シキ!』と叫ぶと一瞬の目線で指示を出し、突進攻撃を繰り返すヒュストーグに向かって駆け出して行く。
シキは意図を理解し……
シキ『ったく!……雑な指示しやがって!
こんな指示、わかるのオレくらいだぞ?』

シキはボヤきつつヘイトを持ったまま……
雷痕の前に移動した!
ギンッ!!!
そしてゼノは突進する敵を攻撃し、受け流す……
強制的に方向転換をさせられたヒュストーグはシキと雷痕が待つ危険地帯へとたまらず突っ込んでいく………!
ふ…満足そうにゼノは軽く微笑み……

ゼノ『リィム、任せたっ!』
……任されたっ♬
1年間のパーティプレイで、ゼノも、シキも、レイアも、もうリィムから逃げなくなっていた。
完全に背中を預けてくれている。
リィムは感慨深く顔が少し緩む。
みんな……
リィムを信頼してくれているっ!
リィムを頼りにしてくれているっ!
わたし……
ここにいていいんだよね?!
ばちっ……ばちちっ……⚡
感情の高まりに呼応するように、リィムの身体を無数の小さな雷光が包んでいく。
もう抑制されることもない、
武器も壊れない、
逆流もしない、
想い存分全力を出せる喜び!

リィム『いっけええええ!』
ガシッ!
シキが敵を受け止めると同時に……
リィムの『魔法』が完成するっ!!
リィム『トゥール…………

ハンマーァァァぁぁ!!』
振り下ろす槍に呼応して、天空から幾条もの雷撃がヒュストーグごと地面を焦がす!
この…………
幾筋もの雷光は、間違いなくリィムの『魔法』
一般的な魔職が使う魔法とは違うけど、これは紛れもなくわたしの『魔法』っ!
リィムはこのパーティのダメージディーラーとして確固たる地位を、そして居場所を見つけたのだった。
そうだ。
このクエストが終わったら、一度実家に帰ってみよう。
わたしのこと……少しは認めてくれるかな…?

イラスト:ヘポリスさん
リィムはリィム……
リィム……トルヴェリア!
後に……
『リトル・ヴァルキュリア(小さな戦乙女)』の二つ名で、ゼノが設立したギルド【紅蓮の牙】のサブマスターとしてレイアと共に両翼を担うことになるのですが……
それはまだ少し先のお話………
おしまい

ということで不破の雷慟をお届けしました!
前回の逸遥の徠復のラストシーン、未来の暴発魔道士が現代にっ。
if...劇中よりも30年も早く槍……しかも魔槍を習熟していれば……もし魔族が来てもどうにでもなりそうですよね。
未来はこういう少しのきっかけで大きく変わることもあるので……その時はぜひいい方向で変わっていってほしいですよね(o^-')b♬
最後までご覧いただき
(ㅅ´ ˘ `)♡ありがとでした
また次回のおはなしも見てくださいね(o^-')b♬
でわでわ……
今日も元気に
行ってらっしゃーい♬
またねっ♪(゚▽^*)ノ⌒☆
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